マンハッタンのNY日系人会ホール(49 West 45th Street)で9月6日、日本が現在国際的に置かれている状況を解説する講演会「いま世界と日本が直面するリスクとは?」が開催された。
同公演は国際ジャーナリストの内田忠男さんによるもの。内田さんは1939年にマニラ市で生まれ、日米開戦直前に日本に引き揚げて東京で育った。慶応義塾大学を卒業して読売新聞社に入社し、東京五輪や大阪万国博など戦後の日本の国際化を象徴するイベントを数多く取材。読売新聞社退社後も国際問題を専門に多くの報道番組でメインキャスターを務めた。1993年以降はニューヨークを拠点に活動している。
講演会にはニューヨーク在住の日本人約60人が参加。国際社会における4つの問題(環境、国際テロリズム、核問題、民主主義)を軸に、これらと無縁ではいられない日本の現状を時折ジョークを交えながら解説。国外にいると把握が難しい日本の現状について読み解いた。
参加した女性は「切れのよい講演で楽しませてもらった。来年もニューヨークで講演を行ってほしい」と話した。