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NY・イーストビレッジ「RESOBOX」でUS-JAPAN Art Promotion 日本の文化を伝えるプロジェクト

日本の伝統産品の展示

日本の伝統産品の展示

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 ニューヨーク・イーストビレッジにあるアートスペース「RESOBOX(レゾボックス)」(91 E 3rd St)で9月24日から、日本の伝統産品の展示を行っている。

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 NY Marketing Business Action, Inc 社がUS-JAPAN Art Promotionの事業の一環として始めたもの。NYで商品を出品したい中小企業や個人事業者を対象に、マンハッタンでテストマーケティングの機会を提供することを目的としている。現在は、イーストビレッジに9月オープンした同店の展示棚の一角で、三重県の松阪もめんと熊本県の相撲グッズの展示販売を行っている。

 同社社長の古市裕子さんは、日本の若者を元気にしたいという思いから、同じ思いを抱く仲間と日本とNYをつなぎ元気にするプロジェクトを2016年2月に立ち上げた。海外でビジネスを行いたい中小企業や個人事業者に対して、「やりたいことをやれる場所」を提供することが必要だと考え、イーストビレッジでアートスペースを提供するレゾボックスと業務提携を結んだ。今後は日本の伝統工芸品や作品などを1~2カ月ごとに入れ替えて、PRマーケティングと市場調査も含めNYに第一歩を進出したい中小企業をサポートしていく。

 提携先のレゾボックスのオーナーの池澤崇さんは、学生時代にアメリカで居合道を教わった経験から、日本の文化を世界に伝えることに興味を持ったという。米国のビジネススクールを卒業後、「文化のコンサルティング」を海外進出企業に提供することを目的として、ニューヨークでレゾボックスの事業を開始。2011年の創業当時から提供する日本文化に関するクラスに加え、日本の商品の展示やイベントの開催、日本食を提供するカフェまでさまざまな日本文化に触れる機会を地元住民に提供している。

 同店が提供するクラスは多種多様にわたる。全て日本文化をニューヨークで広げることを目的としているが、マーシャルアーツのクラス、生け花のクラス、盆栽のクラスでは集まってくる人の層が異なるという。展示する商品も、展開する3店舗が所在するロングアイランドシティー、チェルシー、イーストビレッジの場所に集まる人の特徴に合わせて変える。池澤さんは「多国籍な人々にアプローチが可能な分、そこで培ったリソースを活用し海外進出企業の新しいビジネスの可能性を広げられる」と話す。

 営業時間は18時~22時。日曜定休。

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