ラーメン店「一風堂」(24 West 46st St.)がニューヨーク・ミッドタウンに3号店を出店して2カ月がたつ。
2008年に海外初店舗としてイーストビレッジにオープンした「IPPUDO NY」1号店は、9年が過ぎた今でも連日行列ができる人気ぶりで、客足が絶えない。2013年にオープンした2号店のウエストサイド店は1号店とは異なる「大人の落ち着いた空間」で、こちらも連日にぎわいを見せている。同じメニューでも各店でスープの味が異なるのが特徴。スープは定期的にラーメンマスターにより改良され続け、リピーターから「飽きが来ない」と愛されているという。
今年9月にオープンした3号店では原点回帰の「THE IPPUDO」をテーマに、一風堂創業店である福岡の大名本店を感じさせる「本物の」日本の味と空間を再現したという。内装は木を重ねて作った壁が特徴で、日本を感じさせながらユニークさもあるデザインとなっている。
看板メニューは、豚骨と鶏ガラを合わせたまろやかな「かさね味」のスープを使った白丸、赤丸、からか麺。アルコールはニューヨークに3基しかないサントリー「季」のサーバーでウイスキーを提供する。
IPPUDO NY事業責任者の鐘ヶ江文浩さんは「一風堂をたくさんの人に愛していただいて感謝の気持ちでいっぱい。大名本店から歴史を積み重ねた味を地元ニューヨーカーだけでなく、たくさんの日本人のお客さまにも改めて味わっていただきたい」と話す。
営業時間は、ランチ=11時~16時、ディナー=17時30分~22時30分(土曜・日曜・祝日は12時~22時)。