ニューヨーク・チェルシーにあるRobert Miller Gallery(524 W 26th St)で1月24日~2月1日、ショールーム企画「THE CO-LABORATORY」が開催され、日本のメンズ・ファッションブランドが展示された。
主催はBarneys New Yorkの元シニアバイヤーのヴィンセントエリーさん。今回のメンズ2018年秋冬コレクションでは12ブランドを紹介。日本からは「FINGER FOX AND SHIRTS(フィンガーフォックスアンドシャツ)」のオーガニックコットンを使った日本製シャツが展示された。
期間中、「Jeffrey New York(ジェフリー・ニューヨーク)」や「MR PORTER(ミスターポルテ)」などのセレクトショップのほか、ニューヨークで高級デパートとして知られる「Bergdorf Goodman(バーグドルフ グッドマン)」、「Saks Fifth Avenue(サックス・フィフス・アベニュー)」からもバイヤーが訪れ、「素材や品質がよくパッケージにもこだわりがあり興味深い」といった声が寄せられていた。
日本発ファッションブランドの海外進出サポートを手掛けるのは、米国でシェア型ショップスペース「ambassador: (アンバサダー)」を展開するSun’s Sons Kingdom NYC INC.の佐武統馬さんと柏原征臣さん。同社は、日本で活躍しているブランドが米国でも販路を拡大できるように支援し、日本発ブランドの知名度を向上させることを目的として、米国進出のサポートを行っている。アンバサダーは、「Made in Japan」にフォーカスを当て、国内のアパレルメーカー、デザイナーズブランド、ライフスタイル雑貨やアート作品などを取り扱い、米国での販路拡大をサポートする。
佐武さんは「これまでにニューヨークでの実店舗の運営、合同展示会への出展をなどの数々の挑戦をしてきた。そこからブランドを根付かせるためには継続的なセールスが必要にもかかわらず、多額の資金が必要になるため、大きなブランドでないと難しく、海外で成功しそうなブランドがあっても手を出しにくいと感じた。自社サービスを通じて日本のブランドができる限り少額でニューヨークに進出できるようサポートしていきたい」と話す。