ニューヨーク・ミッドタウンの鮮魚日本食レストラン「WOKUNI(うおくに)」(325 Lexington Ave)が3月26日から鮮魚の小売りを始めた。
同店は、「とらふぐ亭」「ふぐよし」「魚の飯(さかなのまんま)」「魚王KUNI(うおくに)」など関東地方を中心に50店舗を展開する「東京一番フーズ」が昨年10月にニューヨークに初出店。食材へのこだわりから自社漁場(長崎ファーム)に着手して6次産業化を推進し、総合水産業を目指している。
店頭に並ぶ魚は日替わりで九州と築地からニューヨークに空輸。ニューヨーク現地のフルトン市場からも店主の魚の目利きを生かして選び抜かれた新鮮な魚が並ぶ。長崎の自社漁場で生産されたマグロとブリを始め、サーモン、タイ、イカなどのレストランで提供される鮮度の高い魚を店内の「FISH MARKET」セクションで販売している。刺し身だけではなく、西京焼きなどの魚料理も販売している。
今までニュージャージーやブルックリンの遠方まで行かないと新鮮な魚を買えなかったため、マンハッタンで鮮度の高い魚が購入できることを喜んでいる客が多いという。ランチで食べた定食がおいしかったといって、魚を「ついで買い」していく人も多いという。
ゼネラルマネジャーの吉澤邦明さんは「魚のアンテナショップとして、日常的に魚を食べない人にもレストランでの食事をきっかけに魚に興味を持ってもらい、家庭用に魚を購入してもらいたい。ギリシャ料理レストランのようにお客さまに先に鮮魚を購入してもらい、希望の調理法で提供するようなサービスもできるだけ早く開始する予定」と今後の展望を語る。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時45分(土曜は15時45分まで)、ディナー=17時~23時(日曜・月曜は22時まで)。日曜はディナーのみの営業。