ニューヨーク・ロウアー・イースト・サイドで現在、卵をテーマにしたポップアップの体験型ミュージアム「The Egg House(エッグ・ハウス)」(195 Chrystie Street)が期間限定で開催されている。
同イベントは「忙しいニューヨーカーに現実を忘れて楽しんでもらう」ことをコンセプトに、ニューヨーク大学、プラット・インスティチュート大学等のアート、インテリア、マーケティング専攻の卒業生が共同制作。大人から子どもまで楽しんでもらえるようにと朝ごはんでよく食べられる卵がテーマ。卵に「エリス」と名前をつけてエリスの家を作った。
施設内はエントランス、キッチン、廊下、プール、ガーデン、寝室の6部屋に分かれ、卵・エリスの夢の空間を表現。エントランスは綿と風船で作られた空中目玉焼きが展示されているほか、プールは卵を表現した白と黄色のボールで満たされており、視覚でも体感でも卵の世界を楽しめる。地下のガーデンは1階の明るくポップな雰囲気から一転し、リラクゼーションミュージックと落ち着いた照明でエリスの深い夢を表現している。来場者に最大限楽しんでもらうために、チケット販売を1時間50人で制限しているが、枠に収まりきらず売り切れが出ている。全ての部屋は30~40分ほどで回ることができる。
共同デザイナーのデフュコングさんは「正直、予想以上の反響の良さに喜びを隠せない。来場者それぞれがクリエーティブに空間を楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時30分~20時30分。入場料は18ドル(3歳以下無料)。チケットはウェブで販売。6月27日まで。