ニューヨーク市の交通局は、タイムズスクエアの車道を閉鎖し、歩行者の休憩所として改修する路面デザインの入賞作品を発表した。
47ストリートから42ストリートまでのブロードウェーを整備し、完成予定の2012年にリモデルリング「Green Light for Midtown」を実施する同市は、一般市民よりデザイン案を募ったところ150点の作品が寄せられた。
ブルックリン在住のモリー・ディルウォースさんによる「Cool Water, Hot Island(クール・ウォーター、ホット・アイランド)」と題した入賞作品は、NASA宇宙局の衛星から得たマンハッタンの赤外線データを基にデザイン。都心の温度が高くなるヒートアイランド現象に焦点を合わせた。熱の吸収率が少なく日光を反射する効果のある「青」を基調に、水と川の流れをイメージしたデザインになっている。
同局理事のジャネット・サディク=カーンさんは「このエキサイティングな新しいデザインは、タイムズスクエアが次の進展に重要な一歩を飾る。このアートで知名度を高めるとともに、建設が行われるタイムズスクエアに新鮮さを持ち込む」と話す。作品の導入7月半ばを予定する。