ニューヨーク・トライベッカのWilliamson PR & Showroom(180 Duane St)で1月22日、ロサンゼルスを拠点とするスニーカーブランド「Brandblack(ブランドブラック)」の2019年秋冬コレクションの展示が行われた。
BrandblackはデザイナーのDavid Raysseさんが2013年に設立。DavidさんはファッションブランドのKENZOの立ち上げに携わったGilles Raysseさんを父に持ち、母親はイタリアのVogueで表紙を飾った最初のアフリカ人として知られるCarole La Brieさん。おじがフランスの芸術家のMartial Raysseさんとクリエーティブな家庭環境で育った。Davidさんは大学生の時にイタリアのスポーツブランドであるFILAのバスケットボールシューズを初めてデザイン。デザインしたスニーカーの「Grant Hill II(グラント・ヒル2)」はFILAの看板商品となった。FILA在籍後はアディダスに移り、最年少のデザインディレクターを務めた。
Brandblackは機能的でありながら、ファッションの遊び心を忘れず、かつ最小限のデザインにしていることが特徴。普段の生活に目線を向け日常の一部でありながら、デザインとファッションに対する愛を感じてほしいというデザイナーのメッセージが込められている。
展示を訪問した地元ニューヨークのバイヤーは「日常のコーディネートに取り入れても服とのバランスを損なわないスニーカーはありそうでなかなかない。Brandblackのスニーカーは普段使いの服とマッチしやすくファッションのポイントとなる。お値段が手頃であるのも素晴らしい。今後もっと世界的に有名になっていくのでは」と話す。
Brandblackのスニーカーは日本の一部店舗でも取り扱っている。