ロックフェラーセンター近くの「源吉兆庵ニューヨーク店」(608 5th Avenue, New York)で6月1日より、曽明漆器店(福井県鯖江市)とコラボした「和菓子と越前漆器展」が開催される。
同展では、日本食の伝統である和菓子と、日本工芸の伝統である漆器を組み合わせ、越前漆器による季節の和菓子の楽しみ方を、路面ショーウインドーで展示。溜色(ためいろ)と洗朱色(あらいしゅいろ)の伝統的なデザインのほか、1910年から30 年代にかけてニューヨークで流行したアールデコ調のデザインも加え、東洋と西洋の融合を演出する。
ニューヨークタイムズ紙などの米紙でも取り上げられ、2003年にはビレッジ・ボイス紙の「Best Sweet Shop(ベスト・スイーツショップ)」に選ばれるなど、その繊細な味とデザインがアメリカで高い評価を得る、源吉兆庵の和菓子を越前漆器に盛ることで、視覚的に日本の食文化を現地の人々に紹介する。
6 月12 日には店内で有料イベント「和菓子と越前漆器と日本の文化」も予定し、参加者が厳選された夏の和菓子と越前漆器を直接手に取り、日本文化を体験できる場を提供。その歴史や文化を伝える。開催は14時~。参加費は20ドル。
営業時間は10時~19時30分(金曜・土曜は20時まで)。