6月22日、ニューヨーク市はオフィスや美容室、レストランの屋外での飲食の営業を許可する「Phase2(フェーズ2)」に入った。
ニューヨーク市はコロナウィルス感染者の増加を受けて、3月中旬から一般的なオフィス勤務や接客業など人が密集するビジネスの営業を見合わせるように通知。業種別に四段階に分けてビジネスを再開する方針を明確化した。第一段階に該当する工場や建設関係の業種については、6月8日より再開され、第二段階は2週間間隔を空けての再開となった。
再開にあたり、ニューヨーク州内のヘアサロンや理髪店は州が発行したガイドラインに沿っての営業が義務化。サービスを提供する間隔は15分空けて、消毒清掃を行わなくてはならないなど、厳しいルールに従っての営業再開となった。
マンハッタンで4店舗を展開するQB HOUSEも3ヶ月ぶりに営業を再開。当日は社会的距離を保ちながら、久しぶりのヘアカットを待つ人で溢れた。当サロンは通常であれば、1日あたり100人以上のお客さんにサービスを提供しているが、清掃時間の間隔を空けて営業しなくてはならないため全員を受け入れられず、通常の半数程度への提供となった。
当サロンの米国法人社長の古谷さんは「3ヶ月ぶりに営業を再開できて嬉しい。今は稼働率よりもお客さんとスタッフの安心と安全を最優先に営業している。早く元の状態に戻りもっと安心してサービスを提供できるようになれば」と話す。