ニューヨークのロウアーマンハッタンにある「Ramen Ishida」が6月24日より、自宅でラーメンを楽しめるラーメンキット「RAMEN@HOME」の販売を始めた。
同店は、ニューヨークのレストラン業界に15年以上携わる石田洋平さんがオーナーシェフとして2017年にオープン。店頭では、鶏ガラだしをベースとした、自身の故郷の味である東京ラーメンを提供している。コロナ禍で外食が難しい状況でも、より多くの人々に自宅でラーメンを味わってもらうことを目的にキットを開発した。
今回販売されたラーメンキットは、「Truffle Shoyu Ramen」と「Fish Tonkotsu Ramen」の2種類。「Truffle Shoyu Ramen」は「Bobo Chicken」と呼ばれる鶏ガラをベースに、小豆島から取り寄せた生搾りしょうゆとトリュフを香り付けに使用。「Fish Tonkotsu Ramen」は、魚介豚骨スープをベースに福岡産の甘みやコクの深いしょうゆを使用している。
調理工程も家庭での料理しやすさにこだわり、スープや調味料が一つになったパウチを温め、麺をゆでるだけというシンプルな工程でできるよう設計。麺は家庭でも調理しやすい太ちぢれ麺を両キットに使っている。トッピングも一式付くためネギやチャーシューなどを別で購入する必要がないことも特徴。
石田さんは「ニューヨーカーにもっと本格ラーメンを日常の献立の一部として取り入れてほしい。秋までには配送地域を拡大できるようパッケージの開発を進め、バリエーションも増やしていきたい」と話す。
価格は4食セット74.99ドル。ホームページで注文を受け付ける。現在はニューヨーク州とニュージャージー州の一部地域に配送を行っている。