5月19日、ニューヨーク州はレストランや美容サロン、ジムにおける人数制限を解除、100%のキャパシティーで再開する段階に入った。原則として屋内の個人またはグループ間の距離を6フィート(約1.8メートル)維持できることは引き続き条件としている。
従業員のマスク着用については、各企業で独自の規制を設ける動きがあるものの、ワクチン接種を終えた店員やシェフは着用なしで接客することが可能。
一般人においても、ワクチン接種を完了していれば公共交通機関や介護施設などの一部を除いてマスク着用の義務化が解除された。ニューヨーク州保健局は屋内環境においてはマスクを着用するよう引き続き推奨している。
主要イベント会場についても5月19日より10%から30%へ収容人数制限が緩和。大型イベント会場のマディソンスクエアガーデンを筆頭に屋内コンサート、ショー、スポーツイベントでの収容人数を増やしていく予定と地元紙が発表している。
再開に向けた取り組みとして地元イベント会場の多くは、来場者は接種済を証明する紙のワクチンカード「COVID-19 Vaccination Record Card」、もしくはニューヨーク州が発行するワクチンパスポートアプリ「Excelsior Pass」の提示を求めるケースが多いほか、簡易の健康状態についてのアンケートへの回答を必須としている。会場内ではマスク着用を引き続き義務付けると公表している。
ブロードウエイシアターは、2021年9月に再開予定。