9月24日、日本産和牛について学ぶセミナーがニューヨーク・ダウンタウンの米名門料理学校「インスティテュート・オブ・カリナリー・エデュケーション(ICE)」で行われた。
同イベントは「日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)」が、日本産和牛を米国市場にアピールすることを目的として開催。ニューヨークのレストランシェフやブッチャーをはじめ、将来シェフを目指すICEの生徒など約30名を迎え、日本産和牛の特徴、米国産和牛との違い、まだ米国では取り扱いの珍しい部位などを紹介した。
当日は、米国の和牛ビジネスにおいて2017年に4.3トンの日本産和牛を米国に持ち込んだ、伝説と言われている「Guy the Butcher(ガイ・ザ・ブッチャー)」ことガイ=クリムスさんが日本産和牛の魅力について語ったほか、デモンストレーションでは日本とアメリカで25年のブッチャー歴のあるエイイチ=ヤマモトさんが和牛を美しく、美味しくカットする方法を理論的にレクチャーした。
そのほか参加者は、日本産和牛と米国産和牛を食べ比べてそれぞれの違いを体感できたほか、アメリカではまだメジャーでないセカンダリー部位(しんたま等)の取り扱い方法について実演と試食を交えて講義を受けた。
参加者からは「非常に有意義なセミナーだった。初めて日本産和牛を食べてとてもリッチなフレーバーで驚いた。今後は日本産和牛の取り扱いについて前向きに検討したい」という声が聞かれた。