アメリカの画家・版画家・芸術家でポップアートの巨匠として知られるアンディ・ウォーホルの作品展示会が現在、ニューヨークのThe Brant Foundation(421 East 6th Street)で開催されている。
「Thirty Are Better Than One」と題した同展示会では、1950年代に制作された100点以上の初期作品群を展示されている。入場するとエレベーターで4階に案内され、そこから下の階へ下りながら作品を巡る趣向。ウォーホルの代表的な作品「Campbell's soup can」「Marilyn」のほか、レオナルド・ダビンチのモナリザを30枚のシルクスクリーンで制作した「Thirty Are Better Than One」、アメリカ大統領だったリチャード・ニクソン大統領が初めて中国を訪問した年から制作された「Mao」などを展示している。
会場に足を運んだニューヨーク在住の40代女性は「初めてこの展示会に訪れたが、素晴らしかった。ウォーホルの作品をニューヨーク近代美術館でも見たが、ここでは特にモナリザの作品が気に入った」と話していた。
ブラント財団の創設者でウォーホルの親友、また初期のパトロンであるピーター・M・ブラントさんが同展の監督を務めている。
開館時間は11時~18時(6月と土曜・日曜は17時30分まで)。
月曜・火曜休館。入館料は大人20ドルほか(6月は木曜16時30分~・17時~・17時30分~は5ドル、水曜14時~16時は50%引き)7月31日まで。