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ジャパン・ソサエティーで「Get to Know Matsue」 松江の魅力をアピール

ジャパン・ソサエティーで「Get to Know Matsue」 松江の魅力をアピール [ Photo credit: Daphne Youree ]

ジャパン・ソサエティーで「Get to Know Matsue」 松江の魅力をアピール [ Photo credit: Daphne Youree ]

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島根県松江市の魅力を伝えるイベント「Get to Know Matsue:歴史ある城下町と茶の湯文化」が7月17日・18日、ニューヨークのジャパン・ソサエティー(333 East 47th Street, New York, NY 10017)で開催された。

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17日は上定昭仁松江市長が「歴史ある城下町と茶の湯文化」をテーマに、古くから松江市に根付く武家文化や文化遺産、豊かな自然についての魅力を、資料・動画を使って紹介。「出国風土記」に登場する玉造温泉や宍道湖温泉、城下町の堀を小舟で遊覧できる「松江堀川巡り」、広大な自然を誇りボタンで知られる「日本庭園由志園」などを上映した。島根のボタンは、ニューヨークの「Brooklyn Botanic Garden」「Rockfeller State Park」にも寄贈されているという。

創建当時の天守閣を今なお残す、全国的にも数少ない城の一つで国宝の「松江城」についても、上定市長自ら撮影した写真を使って、その魅力を紹介した。紹介動画の最後には、松江城の大手門を復元するため、当時の門の様子に関する情報を集めていることにも触れ、有力情報の提供者への報酬額を見た参加者からはどよめきの声が上がった。

その後、お茶と和菓子文化を知ることのできるデモンストレーションが行われた。ゲストには、「千茶荘」常務原田由美さんが登壇し、手前を披露。松江は京都・金沢と並ぶ日本三大和菓子処としても知られ、松江を代表する老舗和菓子店「彩雲堂」から和菓子職人・大津光博さんが登壇。日本で150人しかいない「優秀和菓子職人」でもある大津さんが、「桜花」「白鳥」の形をした和菓子作りをステージ上で披露した。イベント終了後は、松江のお茶や和菓子、地酒などを振る舞い、参加者らは試飲・試食を楽しんだ。

翌18日は、ワークショップ「抹茶と和菓子・松江のお茶文化」を開催。戦国時代、松江は松江藩松平家が治めており、松平家第7代藩主松平治郷(不昧公)が「不昧流」を大成したことで茶の湯文化が浸透したとされている。

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