世界15都市で開催される「2010 Red Bull Air Race（レッドブル・エアレース） World Championship」の第5戦が6月19日・20日、ニューヨーク市ハドソン川で開催される。

NYC & Company、ジャージーシティー、リバティー・ステートパーク（Liberty State Park, Jersey City）の協賛で行われ、観客席は同公園内に設けられる。同大会では、選抜された世界トップレベルのパイロット15人がタイムを競う。

　ニューヨークでの開催は初めてとなるが、ロンドン、パリ、バルセロナ、アブダビ、リスボンなどの世界都市、アメリカ国内ではサンディエゴ、サンフランシスコ、デトロイトで成功している。

　NYC & Company代表のジョージ・フェリッタさんは「ニューヨークは、世界を驚かせるような大きなイベントを行う力を持っている。今回のレースでその評価をさらに広げていけることは喜ばしい」と話す。

　昨年、世界180カ国を超える国で放映され、3億人を超える視聴者を獲得する同レース。ニューヨーク市とジャージーシティーにも大きな経済効果をもたらすことが予想される。ジャージーシティーのジェラミア・ヒーリー市長は「このレースは国際的に市を宣伝する好機会であり、多くの観光収入も期待できる。世界トップレベルのパイロットを一堂にハドソン川に迎えることができて感動している」と話す。

　同レースの開催に当たっては、15の機体を含む380トンの資材でレース用インフラ整備や専用の管制塔設置などを行う。レース進行は、各飛行機が単独でタイムアタックし、そのタイムを競うタイムトライアル形式を採用する。コースは全長5～6キロ。ハドソン川に設置された特殊軽量コーンを規定の順序と方法で通過し、そのタイムを競う。

開催時間は10時～18時。入場料は45ドル～1,250ドル。