ニューヨーカーの新しい昼食のスタイルとして、日本のお弁当が注目されている。
マンハッタン・ミッドタウンのオフィス街を中心に、カフェやデリが販売する手軽なテークアウト弁当から、日本食レストランが提供するランチ御膳まで、さまざまな種類の日本のランチ文化が「Bento Box」の名で人気を集めている。
マンハッタンに3店舗を展開する「カフェ・ザイヤ」(18 E41st Street)は種類豊富な弁当を販売。同ミッドタウン店では、「8割が外国人のお客さん。」とGMの土持さん。「いろいろな種類のおかずをバランス良く楽しむことができる。日本食に対しヘルシーなイメージを持つ利用客が多い」と、日本の弁当がニューヨーカーに人気の理由を話す。
短時間でランチを済ませたいビジネスマンにとって、「手軽さ」「良心的な価格設定」も魅力の一つ。同店では、ヘルシーな「ベジタブル弁当」(6.99ドル)のほか、「うどんサラダ」(6.99ドル)などの季節限定メニューも提供している。
昨年冬ミッドタウンに開店した「田舎家」(213 W40th Street)は、天ぷら、すしロール、そうめん、焼き魚などが入った「matsu」(32ドル)、「take」(25ドル)、「ume」(18ドル)のランチ御膳を提供。イースト・ビレッジの「蕎麦こう」(399 E 5th Street)は7月19日~8月8日の期間限定で、「ウナギスペシャル・ランチボックス」(21ドル)の販売を予定している。