ニューヨークのサッカートーナメント「COPA NYC」の予選が7月24日・25日、ハドソンリバーパークのピア40で開催される。

　移民が多いニューヨークを象徴する同トーナメントには、ニューヨーク在住の各国を代表する22チームが参加。選抜チームを含む各国代表16チームが、ワールドカップのスタイルで試合を行う。昨年に続き2回目となる今年は、日本もチーム「NYC JAPAN」として初参加。

　日本代表は、24日の予選では1戦目にアイルランド代表と対戦、2戦目はフランス代表、3戦目はハイチ代表と対戦予定。NYC JAPANキャプテンの中筋さんは「母体であるチームNYT（New York - Tokyo）をもとに良い選手を選抜し強いチームを結成した。楽しんで勝つというよりも、勝って楽しみたい」と試合への意気込みを話す。

　ニューヨークに生まれ、かつてブラジルのペレが所属したサッカーチーム、NY Cosmosを見て育ったという、COPA NYC創設者の1人、クリス・ノーブルさんは「国際的な街ニューヨークを、サッカーを通して一つにできればと思い始めた。選手同志をつなげて国籍間でも良いつながりを生んでほしい」と創設の理由を話す。

　各代表チームは、ワールドカップで各国代表の色と同じユニホームを着て参戦。「母国の色をつけて母国のために戦う。いずれサッカーが盛んでない国が参加するようになればうれしい」（ノーブルさん）と今後に期待を寄せる。　

　トーナメントのスケジュールは、準決勝戦＝7月31日、決勝・3位決定戦＝8月1日。