マンハッタン・サウス・ストリートシーポート近くの公園「Burling Slip」内に7月27日、子ども向けの遊具を備えた遊び場「イマジネーション・プレイグラウンド」が新設された。ニューヨーク市公園局と、デザイン企業のロックウェル・グループが共同で手がけた。
建築士・デイビッド・ロックウェルさんがデザインを手掛けた「イマジネーション・プレイグラウンド」は、約20種類の「イマジネーション・プレイグラウンド・ブロック」を組み合わせ、子どもたちが自らの創造力で自由に組み立てを楽しむことができるモバイル式の遊具セット。各ブロックの重さは0.4グラムから、大きなものでは4キロまであり、子どもの遊び環境を考えるNPO団体「KaBOOM!」との提携で同製品を開発した。
多くの公園に設置している遊具と異なり、パーツを組み立て、狭いスペースにも対応できる同遊具。広いエリアの確保が難しい都市部でも、子どもたちの遊び場の確保を可能にするほか、移動・撤収ができるのも魅力の一つ。マンハッタンのハイラインやミュージアム、ストリートフェアなど、屋内外のさまざまな場所での期間限定設置が話題を呼び、同園への設置が実現した。
同園では、ブロックと一緒に砂や水を使った遊びができるほか、研修を受けたスタッフの協力で、子どもたちはブロックを組み立てては崩し、また再度組み立てるというプロセスを存分に楽しむ、ことができる。