ニューヨークでマナー向上を呼びかけるストリートアート-市民の声を作品で表現

愛犬家に散歩マナー向上を訴えるジェイソンさんの壁画ポスター。© Marina Galperina

愛犬家に散歩マナー向上を訴えるジェイソンさんの壁画ポスター。© Marina Galperina

  • 0

  •  

 アート作品を通じて公衆のマナーを呼びかける、ジェイソン・シェローウィッズさんのプロジェクトが、ニューヨークの街中で話題を集めている。

[広告]

 現在ジェイさんが手掛ける「クリーン・アップ・アフター・ユア・ドッグ」は、愛犬家に散歩マナー向上を訴える壁画ポスターで、先週完成したワシントン・ハイツの作品を含むマンハッタン内に3カ所、近日中にブルックリン区ベッドフォード・スタイベサント地区のストリートに新たな作品の設置を予定している。

 今回の壁画ポスターついて、ジェイソンさんは「無責任な飼い主に対してのマナー向上を求めるだけでなく、見る人にちょっと笑いを与える壁画を制作した」と話す。

 今年4月には、地下鉄でのマナー向上を呼びかける10種類のポスター「サブウェー・エチケット」を制作し、約500枚のポスターを地下鉄の構内や電車内に張り出した。二ユーヨーク市交通局(MTA)のサービス変更告知に似せたデザインのポスターで、「騒音」「優先席」「ゴミのポイ捨て」など、ニューヨークの地下鉄らしい利用マナーに関するトピックを取り上げた。

 同アートプロジェクト開始のきっかけについては、「人々が愚痴をこぼしているだけの問題に対し、何らかの形で自分の芸術センスを生かしたかった」と話すジェイソンさん。「2週間にわたり張り出した地下鉄ポスターの多くは、駅員に撤去される前に市民が持ち去ったと思う」と、その注目ぶりがうかがえる。

 同ポスターは、ジェイソンさんのオフィシャルサイトでも販売する。

  • はてなブックマークに追加

ニューヨーク経済新聞VOTE

ニューヨークで思い切り楽しみたい!みなさんはどんな特集に興味がありますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース