![自由の女神も見えるガバナーズ島のウオーターフロント。](https://images.keizai.biz/newyork_keizai/headline/1282670182_photo.jpg)
マンハッタンの南に位置する「ガバナーズ島」が、夏季限定のレジャースポットとして近年注目されている。10月中旬のシーズン終了まで残り8週間となったが、すでに昨年度の27万5000人を超える訪問者数を記録した。
約70万平方メートルの同島は、かつて湾岸警備隊の基地や、居住地として使用されていた長い歴史がある。1996年の施設閉館後、無人島となっていた同島を2003年にニューヨーク州は連邦政府から1ドルで買い戻し、2005年から夏季の週末のみ一般開放している。
マンハッタンから運行される無料フェリーで約10分の距離という便利な立地条件で、豊かな自然に囲まれた環境の中、レジャーを楽しめる事が魅力のひとつ。マンハッタンが一望できるウオーターフロントの美しい景色や、自転車の持ち込みも可能で、サイクリングは人気アクティビティー。5マイルのサイクリング・レーンが整備され、500台の無料自転車レンタルを用意している。
訪問者数増加の理由として、今年新たに開始したブルックリン・ブリッジパークからのフェリーサービスや、毎週開催されるコンサートやアートイベントの他に、特別イベントの開催が挙げられる。6月に行なわれたビールの祭典「ブリュー・フェスト」、7月のバーベキューのイベント「ミートピア」など、市の恒例イベントが、今年同島で初開催となったほか、9月予定されている食の祭典「ベンディー・アワード」も、発売早々チケットが売り切れる人気ぶり。
10月10日までオープン。開催イベント情報は、オフィシャルウェブサイトから確認できる。