マクドナルド・コーポレーション(本社=シカゴ)が11月2日、16年ぶりにメニューに加えた「マックリブ(McRib)」がニューヨ-カーの間でも話題を呼んでいる。
スペアリブに見立てたポークパティに、バーベキューソース、ピクルス、オニオンを横長のパンで挟んだ「マックリブ」は1981年に誕生。発売からすぐに人気商品と化したが、1990年までに販売中止となった。
以降、熱狂的なファンが「伝説のメニュー」として再販を求める中、地域によって期間限定販売されてきたが、全米規模での販売は1994年以来今回が初めて。過去に限定販売されなかったニューヨークでは、実に16年ぶりの復刻となった。
健康思考が高まるニューヨークでは、「マックリブ」1個あたり500カロリーを強調し、単品(2.99ドル)と、ポテトとドリンクのセット(6.19ドル)で販売。タイムズスクエア店で昼食に同商品を購入した会社員フランコさんは「最後に食べたのはかなり昔のことでいつだか覚えていない。マックリブのファンなので、年間通してオーダーできればうれしいが…」と複雑な心境を語る。
同チェーンのサイトでは現在、復刻に伴うプロモーション「The Legends of McRib」を展開中。応募者の中から抽選で、同商品にまつわる体験談や創作話などをビデオで投稿すると抽選で「マックリブ」を唯一通常メニューとして扱うドイツへの旅行券と現金1万ドルが当たる。
販売は今月22日まで。