フランスのキャンドル専門店「シール・トゥルードン(Cire Trudon)」が10月29日、ニューヨーク・ノリータ(54 Bond Street, New York)に国外初の店舗をオープンした。
セールスマンのクラウド・トゥルードンが1643年にパリで創業した同店は、世界最古のキャンドルメーカーとして、一般家庭や教会、ベルサイユ宮殿にろうそくを供給してきた。米や大豆、などの植物由来成分でつくるキャンドルは、その品質の高さからクリスチャンディオールやエルメスなど、フレンチブランド向け商品の製造も手がける。中には日本のブランド「アンダーカバー」とのコラボ商品も。
現オーナーでクリエーティブ・ディレクターのラムダン・トゥアミさん運営の下、今回オープンしたニューヨーク店は、1884年に開店したパリ店に次ぐ国外初店舗。ベルサイユ宮殿と同式の鏡やカメオの飾りをあしらった店内は、アンティーク風なデザインに仕上げた。トゥアミさんがデザインした、ディスプレー用の木製クローゼットは、アーミッシュの職人が手作りで製作したもの。
同店では、18種類のフレグランスのついたキャンドル(45ドル~)や、小さなガラスのカプセルに入ったパフューム「Stink Bomb」(41ドル)、ルームスプレー(142ドル)のほか、「アンダーカバー」とのコラボ商品(107ドル~)も扱う。また、歴史上の人物をかたどったキャンドルや、デザインマッチ、キャンドル消しなどの関連商品も販売する。
人気商品について、スタッフのロバートさんは「モロッカンミントティーの香り『AMD EL KADER』のキャンドルが人気」と話す。
営業時間は12時~20時。月曜定休。