ニューヨークで歴史あるライブスペース「Webster Hall」(125 E 11th street, New York)で11月19日、ミュージシャン、映画監督、小説家として活躍する辻仁成さんがボーカルを務めるバンド「ZAMZA」がライブを行った。
同バンドは昨年、元ECHOESでボーカルだった辻さんと同バンドのギタリスト伊藤浩樹さん、元ジュディー・アンド・マリーでベーシストだった恩田快人さん、同バンドのドラマー五十嵐公太さんの4人で結成。今回、初のワールドツアー最終地としてアメリカに上陸。同ライブは、全米デビューCDアルバム「Manga Rock」(Mar Rock Records)発売に合わせ、18日のニュージャージー「Maxwell’s」(1039 Washington St. Hoboken, New Jersey)ライブに次ぐ、ニューヨーク初公演となった。
同ライブでは、日本人、アメリカ人を含む観客約200人を前に、新アルバムの楽曲を含む11曲とアンコール2曲を披露。曲の間にクイズを出したり、ファンの名前を尋ねるなど、観客とのコミュニケーションを図りながら会場を盛り上げた。
観客の1人で、ソフトウエアエンジニアのジョージさんは「初めてZAMZAのようなスタイルの日本の音楽を聴いたが、自分の知らない素晴らしい日本の音楽がたくさんあるということを、彼らの音楽を通して実感した。今日はCDも買うつもりだ。またNYに来たら絶対足を運ぶよ」と、興奮気味に話した。公演後には多くの客がCDやグッズを買い求めた。
同バンドは来年の春、ニューヨークでの再公演を予定している。