大手百貨店「メーシーズ」(151 W 34th Street, New York)によるニューヨーク市の恒例感謝祭「第83回メーシーズ・感謝祭パレード」が11月26日に行われた。毎年約300万人の見物客が見守るほか、NBCが全米にテレビ中継行い4,400万人以上が視聴する最大の感謝祭パレード。
パレードには、ミッキーマウスやスバイダーマン、日本生まれのピカチュなど31種類のキャラクターの巨大バルーン、マーチングバンド、パフォーマンスグループが参加した。2009年ミス・アメリカのケイティー・スタムさん、ニューヨークマラソン優勝者メブ・ケフレジキ選手、ポップ歌手シンディー・ローパーさんなど多くの有名人もイベントカーから手を振っていた。
ブロードウェーの車両交通制限による変更に伴い、1924年の同パレード開始以降初めてルート変更が行われた。過去82回のパレードはセントラルパークから南下する直線ルートだったが、新ルートは同スタート地点から7番街、6番街を通り「メーシーズ」まで5カ所の角を含む約4.2キロとなった。
感謝祭翌日は「ブラックフライデー」と呼ばれる大セールが行われ、大手家電量販店や百貨店には広告セール商品を買い求める客が、早朝から列を作る。この時期から、ニューヨークのクリスマス商戦が始まる。