ネイティブ・アメリカンの祭典「Pow-wow」、今年も開催へ

Dancer Carlos Ponce performing in Friendship Dance in 2009 Pow Wow © Raji Bhathal

Dancer Carlos Ponce performing in Friendship Dance in 2009 Pow Wow © Raji Bhathal

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 イーストビレッジの「Theater for the New City」(155 1st Avenue, New York)で1月28日から、「ネイティブ・アメリカン」の呼称で知られるアメリカ先住民族の伝統イベント「Pow-wow(パウワウ)」が開催される。

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 今年で36回目を迎える同イベントは、ニューヨークで最も古い歴史を持つ「サンダーバード・アメリカン・インディアン・ダンサーズ」によるダンスパフォーマンスをメーンに、同会場協力の下、1935年に始まった。

 「集会」を意味するパウワウでは今回、ニューヨーク周辺を代表する部族の集団「イロコイ」をはじめ、北極圏や平原部など全米各地から部族が集まり、各部族特有のダンスや物語の読み聞かせ、伝統音楽の演奏などを披露。伝統の継承を目的に、部族の親睦会、ネイティブ・アメリカン地域外の人々と交流を行う。

 ダンスには25人から30人のダンサーが登場。アラスカのイヌイット族による「カリブー・ダンス」や中西部・ホピ族の「バッファロー・ダンス」などのほか、チェロキー族のパフォーマー、マリー・マッキニーさんのフラフープを使ったダンスなどを含む。「ラウンド・ダンス」では観客も参加し、ネイティブ・アメリカンの伝統文化を体験できる。

 週末には、子ども向けイベントも用意し子どもたちにネイティブ・アメリカンの文化を教える。サンダーバードのディレクター、ルイス・モフジーさんは「現代の子どもたちには我々が過去形となって、どう関係しているか教えられていない。こういった機会で実際に会い、写真を撮り、現在形にできる」と話す。

 開催は20時~(土曜=15時~・20時~、日曜=15時のみ)。入場料は10ドル(週末のみ子ども=1ドル)。2月6日まで。

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