ニューヨーク市立博物館(1220 5th Avenue, New York)で2月8日から、アポロシアターの歴史を振り返る展示「Ain’t Nothing Like the Real Thing: How the Apollo Theater Shaped American Entertainment」が始まる。
スミソニアン博物館の一部である「アフリカ系アメリカ人の歴史と文化の国立博物館」とアポロシアターの協力によって開催される同展は、写真や映像、芸術品、衣装の展示を通して、アポロシアターが生み出した著名な人物や歴史的瞬間、アメリカ文化にもたらした影響を振り返る。
展示では、シュープリームスやマイルス・デイビスの写真やルイ・アームストロングのトランペット、マイケル・ジャクソンの帽子など、日本でも一世を風靡(ふうび)した人気歌手・ミュージシャンの私物を展示する。ほかにも、ジェイムズ・ブラウン、エラ・フィッツジェラルドなど、大物の名前が続く。
アポロシアターのジョネロ・プロコープ社長兼CEOは「1934年以来アポロシアターは、アメリカの音楽と文化を原動力として形成し、長年に渡り著名人を輩出、オバマ大統領の選挙集会も行った。スミソニアンとともに、アポロの歴史や逸話をニューヨーカーに伝えられる機会ができてうれしい」とコメントする。
開館時間は、火曜~日曜=10時~17時。入場料寄付のため、大人=10ドル、シニア・学生=6ドルが目安。5月1日まで。