エンパイアステートビル向かいの「7W」(7 W 34th Street, New York)で2月19日・20日、コーヒーとお茶のイベント「コーヒー&ティーフェスティバル(COFFEE & TEA FESTIVAL NYC)」が開催された。
今年で6回目を迎えた同イベントには、地元ニューヨークのエスプレッソバー「aroma」やグルメティーショップ「Harney & Sons」のほか、50社以上のコーヒー、お茶関連企業が参加。試飲や試食、サンプルの配布によるプロモーション販売を行った。
ルイボス茶や紅茶、煎茶ベースのお茶などを扱うブースが多く見られた今回は、日本からも「世界お茶まつり」を主催する静岡県経済産業部農林業局が出店。日本文化を学びながら日本茶を楽しめる4つのセット「茶歌舞伎(味比べ)」「香り」「禅」「かわいい茶器」を提案し、現地の人にお茶と茶道、日本の歴史なども紹介した。
同局技監の白井さんは「日本産のお茶を海外に広めると同時に、日本文化を知る環境も提供したい。メタボや認知症への効能が近年日本でも話題の『深蒸し茶』についても知ってもらいたい」と、今後の日本産茶拡散に期待を寄せる。
アメリカ人オーナーによるショップのブースでも日本茶を扱う店が多数見られる中、「Cheryl's Tea」では抹茶にシナモンやミントのフレーバーをつけた商品を提供。昨年創業しオンラインショップを運営する「Hortissimo - Nature Driven」では、日本の農家と直接契約し取り寄せる杜仲茶やほうじ茶の販売も行っている。
そのほか同イベントでは、韓国茶の実演やティーカクテルのデモンストレーションなども実施。今回初めて開催されたバリスタコンペティションでは、地元のカフェから参加したバリスタが10分以内に作る3種類のカプチーノ6杯と独自のラテアートで競い、盛り上がりをみせた。