ニューヨークを拠点に活動する日本人4ピースバンド「ザ・ライスクッカーズ(THE RICECOOKERS)」が3月9日、ロウワーイーストサイドの「Fontana's」(105 Eldridge Street, New York)で3週連続ライブの2週目を行った。
2004年にアメリカ・ボストンで結成した同バンド。昨年拠点をニューヨークに移して以来、地元ライブや日本ツアーを決行するなど、精力的に活動を続ける。同年10月には、TBSドラマ「SPEC」主題歌に起用され人気が高まる。
今回の3週連続ライブでは、「同じアレンジではやらない」をコンセプトに、4月27日発売のミニアルバム「Eat, Breathe and Live」や現在制作中のフルアルバム収録曲を交え、毎回違う選曲でライブに挑戦。会場を訪れた者にしか味わえない楽しみを提供する。
この日も多くのファンが集まるなか6曲を披露。主題歌となった「波のゆくさき」が始まると、会場からは興奮の声があがり熱は一気に高まった。韓国人のルームメイトと訪れていた小出佳奈子さんは「是非彼らの音楽を聞いてもらいたかった」と話す。
「自分たちの音楽をバンドやライブハウスが多いこの街で試したかった。チャレンジしたかった」とニューヨークに拠点を移した理由を話す、ボーカルの廣石友海さん。「目指すところはグラミー」と冗談まじりに話すメンバーは、更なるツアーとワンマンライブを目指しチャレンジを続ける。
3週目の16日にはUstreamでライブの模様を21時から配信(日本時間は17日10時)。同日は、ライブDVD「Under the Shoes」を日本限定発売する。
開演は21時。入場料は7ドル。