アメリカの大手電気通信事業者、AT&Tとベライゾン・コミュニケーションは、東北地方太平洋沖地震後、日本への国際通話料金を無料にするサービスを始めた。
AT&Tは3月11日~31日、加入者の携帯電話で同国から日本へ発信する通話料、テキストメッセージを無料にする。一般電話に関しては60分までの通話料金を免除し、同国から日本の家族・友人の安否確認を行う加入者への配慮を実施する。
ベライゾン・コミュニケーションは今月11日~4月10日、携帯電話からの通話とテキストメッセージを無料にするほか、国際電話のベライゾン・ワールド・プランへの加入者に対しても無料通話を保証。プリペイドカードを使用した日本への通話を無料にする。
また両社では、携帯電話から90999番に「REDCROSS」のテキストメッセージ(ショートメール)を送信すると赤十字へ、80888番に「JAPAN」あるいは「QUAKE」と送信し、慈善団体「サルベーション・アーミー(救世軍)」へ10ドルが自動的に寄付される募金方法を設ける。寄付金はユーザーの月額請求書へ合算される簡単なシステムを導入し、加入者からの義援金を募る。