ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ市長は、「ディズニー・クルーズ・ライン」の新たな航路にマンハッタン・クルーズ・ターミナルが加わることを発表した。
豪華客船「ディズニー・ドリーム」は、2012年5月からバハマとカナダを終着点にした20クルーズの出航を始める予定。すでに4月7日から予約の受け付けを開始している。同クルーズによってニューヨークへ約4万5,000人の乗客導引、1,100万ドル(約9億3,600万円)の収入があると見込んでいる。
NYからは「8泊バハマ諸島コース」「5泊カナダコース」、海上のみの「2泊ウィークエンドコース」の3プランを準備している。NY州のほか、テキサス州ギャルベストン、ワシントン州シアトル、ロサンゼルスからの新航路も発表されている。
ツーリズムはニューヨークで5番目に大きな産業で、NYの5地区で32万件近くの職を生み出している。その中でも旅客船はNY市の旅行産業、経済全般で重要な役割を果たしており、昨年1年間に乗客と乗務員が費やした支払額の総額は約1億5,000万ドル(120億円)に上る。
NY市は年々旅客船の出航数を増やしており、今後も乗客増加に力を注ぐ。