MLBのマーケティング戦略「Fan Cave」が話題に-ソーシャルメディアを使った初の試み

「MLB Fan Cave」のファサード

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 米大リーグ(MLB)の開幕から約1週間が過ぎ、MLBが企画し始まった新しい試み「MLB Fan Cave」が話題を呼んでいる。

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 今回の試みは、MLBが企画したソーシャルメディアを使ったマーケティング戦略の一つ。グリニッジビレッジの旧タワーレコード・ビル(692 Broadway, New York)に「Cave(ケーブ)」なるスタジオを仮設し、そこからソーシャルメディアを利用してMLBとファンをつなぐ情報を発信していく。

 「夢のような仕事」として同スペースでの仕事を募集したところ、野球ファン約1万人の応募が殺到。その中から今回、ニューヨーク・ヤンキースファンのマイクさん(37)と、ボルチモア・オリオールズファンのリュアンさん(25)が特派員として選ばれ、この夢のような任務を獲得した。

 彼らはケーブに常駐し、レギュラーシーズンの全2,430試合を15個のモニターで作られたスクリーンで観戦。試合報告やファンイベントの情報・追記などをツイッターやブログ上で随時更新する。併せて、ファンと意見交換する手段としてフェイスブックも利用。時にはMLB選手や野球関係者、セレブを定期的に招き、ファンイベントやパーティー、音楽パフォーマンスなどもシーズンを通して行っていく。

 今後約6カ月間にわたり同スペースで過ごす2人への配慮として、DJブース付き音楽ルームや、プレイステーション3、ビリヤードを備えたゲーム部屋、50年代のペプシ・カフェをイメージした食堂などを完備。一般向けに完全予約制のヘアカット、タトゥーサロンも常設している。

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