ニューヨークのマディソンスクエア・パーク横に位置する「ワース・スクエア（Worth Square）」で現在、屋外フードマーケット「マディソン・スクエア・イーツ」が開催されている。

　クリスマスシーズンのホリデーショップの運営で知られる団体「アーバン・スペース（Urban Space）」が主催する同イベントでは、ニューヨーカーに人気のレストランが屋台を出店し、自慢の料理を提供する。

　参加店舗には、テックス・メックス料理を扱う「カレクシコ（calexico）」や昨年のオープンから客が絶えない「イータリー（Eataly）」、クレープ専門店「バー・シュゼット（Bar Suzette）」など15以上の店が名を連ねる。

　中でも、ローカル食材を使うことで知られるピザ店「ロベルタズ（Roberta’s）」は移動式の焼き窯持参で出店。スタッフのアントニーさんが断言する「窯で焼くピザの味は格別」というピザを求め、行列が途切れない。ピザを楽しむランジットさんとリサさんは「以前このピザ屋が開催するピザ教室に参加した。やっぱり窯で作ったピザはおいしい」と話す。

　イーストビレッジに店を持つ「シグムンド・プレッツェル・ショップ（Sigmund Pretzel Shop）」では「チェダーチーズが一番人気。ドイツの伝統『プレッェル・ホットドッグ』もおすすめ」とスタッフのロビンさん。「ランチタイムには大勢の客が訪れるが、その後もスナックとして周辺オフィスから買いにくる人も多い」（ロビンさん）と、閉店まで多くの人でにぎわいを見せる。

　開催時間は11時～21時。マーケット内ではアルコールも提供する。6月3日まで。