日本商工会議所と全国商工会連合が主催するホリデーショップ「JAPAN BRAND: The Wish List」が、フェリシモ・デザインハウス(10 W 56th Street, New York)で行われている。同ショップは、「ジャパン・ブランド育成事業」の一環で、ものづくりと地域に対する愛着や誇りを持つ日本の中小企業が参加する。
店内では、インテリア、アクセサリー、キッチン用品など、さまざまな商品が販売されている。「開催は今回で3回目。ジャパン・ブランドの認知度も上がり、来場客の7割以上が外国人のお客さん」とフェリシモ広報担当タラさんは話す。
人気商品は、埼玉県「川口鋳物」が出品する黒いボディーに赤いつまみの鋳物鍋「ホットパン」。15インチ(185ドル)~23インチ($235ドル)の3サイズで、すでに一部サイズが売り切れるほどだ。調理包丁は通年人気の商品で、高知県「土佐火床」(110ドル~)と福井県「越前打刃物」(185ドル~)もホリデーギフトとしても好評。石川県「ヌッシャ」は、ミラノを拠点に活動する富田一彦さんがデザイン・プロデュースする山中漆器の「和」と、モダンなデザインが融合したテーブルウエアブランド。ニューヨークでは特に和風な花柄のデザイン(8ドル~22ドル)が人気を集める。
そのほか、杉の間伐材を利用した高知のかばんブランド「モナッカ」(220ドル~)や、アレクサンダー・ゲルマンさんデザインの漆の自転車(1万8000ドル)など、ユニークな商品が多数出品。「包丁技術のパフォーマンス」などのワークショップも開催している。
開催時間は11時~18時(12月21日は20時まで)。日曜休館。12月24日まで。