NYのフレンチ洋菓子店「フィナンシェ パティスリー(Financier Patisserie)」が現在、東日本大震災被災地に向けた救済クッキー「Un Cookie Pour Le Japan(日本のためのクッキー)」を販売している。
NY市内に9店舗を構える同店は、オーナーのピーターさんとシェフのエリックさんが9年前にオープン。アーモンドケーキを長方形に焼き上げた伝統的な焼き菓子「フィナンシェ」が売りの人気ショップだ。
世界中のエリートフレンチシェフを集めた団体「Village de Chefs」メンバーの一人でもあるエリックさんは、非営利団体の「ジャパンソサエティー」「日本地震救済基金」と手を組み、今回の支援企画を実現した。
「現在メンバーの2人が日本に在住している。彼らが目の当たりにしている地震の打撃は本当に胸が張り裂けるほどつらいもの」とエリックさん。「援助を行う形で日本をたたえる方法を探していた。このクッキーがその象徴」と話す。
同クッキーは、アイシングで日の丸をかたどったシュガークッキー。1個4ドルで5月9日から4週間にわたり全店舗で販売している。「これまでに約1,000個のクッキーが売れて、総額は4,000ドル(約33万)以上」と広報のケイトさん。収益全額が、日本地震救済基金を通して被災地復興費用に充てられる。