ニューヨーク市内で5月から、近年人気が高まる「ロブスターロール」の有名店2店が、フードトラックを使った販売を始め、話題を呼んでいる。
そのうちの一店がブルックリン区・レッド・フックの「レッド・フック・ロブスター・パウンド」(284 Van Brunt Street, Brooklyn)。2009年のオープン以来注目を集め、たちまち話題の店となった。今月12日からフードトラックを始動させ、ビジネス街ではランチ時間に長い行列ができるなど、人気を集めている。
オーナーのラルフさん・スーザンさんは「ブルックリン・フリーへの出店が、さらなる人気を集め、ロブスターロールのファンが増えたのでは」と、同区で開催される人気フリーマーケットから発信された食ブームについて話す。
ニューイングランド地方はロブスターの名産地としても知られているが、「ロブスターロールは、夏の人気商品。ロブスターは高級な食材という印象が強いが、メイン州から仕入れた産地直送の新鮮で上質なロブスターを使い、ストリート・フードの価格での提供を実現した」とラルフさん。冷製ロブスターとマヨネーズの「メイン・スタイル」、温かいロブスターをバターで味付けた「コネチカット・スタイル」の2種類(各15ドル)を用意する。「他のフードトラックに比べ、15ドルのストリート・フードは少し高め。それでもニューヨーカーは大好きなサンドイッチを購入する」という。
フードトラックの販売場所と営業時間は、サイトとツイッター、フェイスブックで確認できる。