ロウワーマンハッタンのイーストリバー沿いのウォーターフロント散歩道「イーストリバー・ウォーターフロント・エスプラネード」の一部がオープンした。
今回オープンしたウォールストリートからメイデンレーンの3キロ区間は、約130億円をかけたウォーターフロント開発プロジェクト最初の区画として公開。サウスストリートシーポートの南からマンハッタンブリッジの北側までが、イーストリバーとニューヨーク湾が見渡せるスペースとなった。
6時からオープンするパブリックスペースには、歩行者が歩きやすい散歩道を完備し、スタジアム形式のベンチを設置。川を見ながら休憩ができる。太鼓橋や砂山、ドッグハウスなどを用意したモダンなドッグランも併設し、愛犬が一緒に楽しめるスペースも完備した。付近を走るフリーウェイ「FDR」高架橋には紫色の桁を新設。夜には光輝き、公園やイーストリバーから目立つようになった。
ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ市長は「私たちの目標の一つは、約805キロにも及ぶNYのウォーターフロントとニューヨーカーを結び、生活の一部にしてもらうこと。今回の区画はその一部として住民と30万人にも及ぶ工事人員、何万もの訪問者をつないでいる」とコメントしている。
2013年の完成時には、パッテリーパークからアクセスできる散歩道がつながり、自転車道も舗装。将来的には、レストランパビリオン、公衆トイレの追加も予定されている。今年秋には2階建ての「ピア15」改修工事も完成の予定。
パブリックスペースの開園時間は6時~翌24時。