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ブルックリンにコンテナが店舗のショッピング・モール「デカルブ・マーケット」

「DeKalb Market」に並ぶコンテナを改造したショップ

「DeKalb Market」に並ぶコンテナを改造したショップ

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 コンテナを店舗に改造した屋外ショッピング・モール「デカルブ・マーケット(DeKalb Market)」(332 Flatbush Avenue, Brooklyn)が7月23日、ブルックリンにオープンし、注目を集めている。

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 クリスマスシーズンのホリデーショップの運営で知られる団体「Urban Space」と不動産業者の「Youngwoo & Associates」が共同運営する同マーケット。コンテナショップには、地元のデザイナーやレストランなどが入店し、ファッション、雑貨、アート、フードを中心に20店以上が店舗展開する。

 ショップの中には、オーガニックコットンなどの素材で乳児に優しいグッズを扱う「Hank & JoJo」をはじめ、ハンドメードの革製品を販売する「Rubyzaar」、手作りプリントTシャツ、ビンテージサングラスなどを販売する店のほか、人気コーヒーショップ「Joe」やビーガンディッシュをサーブする「Nile Valley Eco-Juice and Salad Bar」、インターナショナルソウルフードのレストラン「Mazie’s」などフードも充実。「BBox」はインターネットラジオを配信し、DJブースから流れる音楽を聞きながら、屋根付きのフードコートで休憩もできる。

 コンテナショップ以外にも、フリーマケットスタイルのベンダーエリアも開設。アフリカで仕入れたカラフルな布で作る衣類・ヘアバンドを販売している「Wada Africa」のワダチアキさんは「トライアルで初出店してみた。しっかりしたコンセプトのマーケットと感じた」と好印象。手作りせっけん・ハンドクリーム店やアクセサリー、ドライフルーツの計り売りをするベンダーも見られる。

 敷地内には畑も併設し、NY市内の6組織が、ワークショップ開催を目的に野菜やハーブを栽培する。「混植、栄養素密度を上げる栽培方法、NY土着の食べられる雑草など、テーマ分けして植えている」とファームマネジャーのエリカさん。「毎週土曜日にはフードベンダーがここで採れた野菜を使ったレシピのデモを行っている」(エリカさん)と、取り組みにも工夫が凝らされている。

 ボストンから訪れたリズさんは「NYに住む姉がここのうわさを聞いて一緒に来た。とてもNYらしい斬新なアイデア。良い時間が過ごせた」と、土曜日の午後を楽しんでいた。オープンから2週目となった晴天の週末、大勢の人でにぎわっていた同マーケットは、早くもブルックリン注目スポットの仲間入りを果たした。

 営業時間は、月曜~金曜=8時~22時、土曜・日曜=10時~19時。無料Wi-Fiも完備。

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