グランドセントラルターミナル駅構内にある交通博物館「The New York Transit Museum's Gallery Annex」(87 E 42nd Street, New York)で現在、「ホリデートレインショー」が開催されている。
会場では、線路上をアメリカの鉄道模型メーカー「ライオネル」社製の模型が走る、全長約10.3メートル、2階建て構造の大型ジオラマを展示する。
8回目を迎える今年は、ニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority、以下MTA)が運営するロングアイランド鉄道の模型が、ニューヨーク市営地下鉄、メトロノース鉄道などに加わる。各電車の特徴や開閉するドアなど、細部まで忠実に再現した模型は車内に明かりがともされ、ホリデーカラーに飾り付けられたニューヨークの街並み、地下鉄やバスの駅、サンタクロースの家を通り、終点の北極を目指し走る。構内放送や行き先を表す看板もあり、凝った演出で来場客を喜ばせる。
そのほか、1960年代まで存在したニューヨーク・セントラル鉄道とペンシルバニア鉄道の模型全車両に加え、博物館が所有するビンテージ車両の模型も特別に展示。昔ながらの鉄道模型を間近で見られるなど、充実した内容になっている。
隣接する博物館ストアと同駅構内の期間限定「ホリデーショップ」では、MTAグッズやホリデーギフトも販売。
開催時間は、月曜~金曜=8時~20時、土曜、日曜=10時~18時。入場無料。2010年1月18日まで。