東海岸で最大のデジタルメディアイベント「Content and Communications World(以下CCW)」が10月14日・15日、マンハッタンのジャコブ・K・ジャビッツ・コンベンションセンター(655 W 34th Street, New York)で開催された。
毎年この時期になると開催されるCCWは、「HD World」「SATCON」「IP Media Expo」の3つのイベントから構成され、デジタルメディアソリューション、コンテンツ配信を軸に全米からメディア関連の200社以上が一堂に集まる。各社ブースでは製品展示やカンファレンスセミナー、チュートリアルなどを行い、新商品などをアピールした。
今年から新たに導入された「3Demo」では、3Dテクノロジーのデモンストレーションを展開。今話題となっている立体映像の制作をトピックとしたパネルディスカッションや、会場を訪れた人々に特殊眼鏡を渡し3Dテレビの実演を行った。JVC(横浜市神奈川区)も5月に発表した「ちらつきフリー3Dテレビ」を展示し、高画質で迫力のある3D映像をアピールした。
3Demoにブースを構える「3D@Home Consortium」はコンサルタント業務を売り込んでいた。Insight Mediaで業務推進部マネジャーを務めるノーバート・ヒルドブランドさんは「会員になると3Dのノウハウから計画の具現化まで、新たに参入した企業でもあらゆるサポートを受けられる。既に36社が登録しているため他企業とのネットワークもできる」と話し、今後の3Dインダストリーの普及に期待を寄せた。