ホリデーショッピングもいよいよ最終段階を迎え、ニューヨークの街角のクリスマスツリー店はお気に入りのツリーを探す買い物客でにぎわっている。
全米クリスマスツリー協会(National Christmas Tree Association)によると、オレゴン州、ノースカロライナ州、ミシガン州などで植林された、毎年2,500~3,000万本のツリーがホリデーシーズンに売れている。昨年は、約2,820万本の生木クリスマスツリーが売れ、売上総額10億300万ドル(約891億円)、人口ツリーの売上総額7億900万ドル(約640億円)を上回った。生木クリスマスツリーの需要が高いと言われるニューヨーク市では、期間限定のクリスマスツリー店が11月下旬から、街角や公園の一角に出店する。
ニューヨークで28年の歴史ある生木クリスマスツリー・ショップ「Soho Tree」は、市内に5カ所の店舗を展開し、もみの木やリースなどを販売している。同店では深夜まで路上営業し、配達・設置・飾り付けのサービスも行い、クリスマス前の繁忙期に対応している。
「多くの住宅は天井が8フィート(約2.4メートル)なので、5~7フィート(1.5~2.1メートル)のツリーが一般的」と同協会広報担当のリックさん。マンハッタン内のツリー店では、約1.5メートルのツリーの相場が50~60ドル。今年、全米で35%の世帯が生木ツリー、9%の世帯が人工ツリーの購入を予定しているというアンケート結果も出ている。