ランチやディナーのデリバリーが盛んなマンハッタンで12月4日から、手作りアイスクリームを家庭の玄関まで届ける会員制アイスクリームショップ「MILKMADE」がデリバリーを開始し、話題を呼んでいる。
「MILKMADE」は、持続可能な農業のサポートを目的にダイアナ・ハードマンさん、ミッチェル・トルゥオンさん、パブラ・ミクラさんの3人が今年9月に起業。社会起業家やチャリティー、フェアトレードとも協力しながら、地元農家でとれた素材で作るホームメードアイスクリームを販売する。
顧客はオンラインで受け付けた会員のみに限られ、10月28日の受付開始時はイーストビレッジ在住者50人の枠に700人以上の申し込みが殺到。現在では(12月15日現在)会員枠100人に拡大されたが、順番待ちのリストができている。来年1月からはエリアを拡大し、会員枠もさらに広げる予定だ。会費は3カ月50ドルで、毎月1パイント(473ミリリットル)のアイスクリームを家庭まで配達する。日程が合わない場合は受け取りに行くことも可能。「今後はさらに地域を広げ、マンハッタン全域とブルックリンに住むアイスクリーム好きにもデリバリーしたい」とダイアナさん。
種類は、メープルパンケーキやルイボス、クロフサスグリの実、コーヒーアイスクリームにドーナツが入ったものなど、オリジナリティーあふれるフレーバー50種類以上をラインアップ。会員は毎月用意される2種類から一つを選ぶ。季節によって食材が変わり、「同じフレーバーが重複されることはない」(ダイアナさん)など、グルメなニューヨーカーに合わせたビジネスモデルを展開する。