アッパーウエストサイド地区で、市内駐車場の空きに関する情報をドライバー同士がオークション方式で売買できるウェブアプリ「パーキング・オークション」がベータテスト版で登場した。
ドライバー(売り手)は駐車場から去る際に「正確な位置」と「駐車場が空くまでの残り時間」を、同アプリを通じて駐車場を探しているほかのドライバー(買い手)に知らせることができる。買い手はその情報をオークション方式で落札することで、スムーズな駐車場の確保が可能。
現在アッパーウエストサイド地区で、駐車場を探す車の1年間の走行距離は合計約58万5600キロにも及ぶ。この間に、交通渋滞が多発しドライバーは多くのガソリン、時間、現金を無駄に消費し、さらに地球温暖化の原因の一つである温室効果ガスを発生し続けている。
パーキング・オークション社の共同創設者の一人、ニックさんが通勤中、駐車場が空くのを待つ間多くの無駄な消費をしていることに気付き発案、誕生した。同アプリによってこれらの問題が改善されることを期待する。
「このアプリは今までに無い画期的な取り組み。このテクノロジーが正式に認証されるためにも、アッパーウエストサイドに住む人たちの参加と協力を期待する」と共同創設者のロセッティさんはコメントしている。
ベータ版の期間中、登録者は25パーキング・オークション・クレジット(PAC)を受け取る事ができ、すぐにサービスを利用することが可能。同社は現在、同アプリの公式化に向け動いている。