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ニューヨーク市、「バイクシェアリング」来夏始動-自転車1万台導入へ

タイムズスクエアのバイクシェアリングステーション(イメージ図)

タイムズスクエアのバイクシェアリングステーション(イメージ図)

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 ニューヨーク市運輸局(DOT)は9月14日、NY市と民間企業が提携するバイクシェアリングシステム「NYC Bike Share」を2012年夏から開始すると発表した。

 ニューヨーク市では昨年秋に全米の民間企業を対象に、バイクシェアリングシステムの提案依頼を募集。数多く集まった企画書の中から、オレゴンを拠点とする「Alta Bicycle Share」に決定した。同社は、ワシントンD.C.やボストンなどアメリカのメジャー都市をはじめ、オーストラリアやカナダに導入事例を持つ。

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 同システム導入時には、1万代の自転車と600カ所のステーション設置を予定し、マンハッタンの南79丁目からブルックリン区までを設置場所としている。利用者には、年間100ドル未満のメンバーシップを用意し、1カ月の地下鉄乗車券よりも安価で交通手段を提供。暫定時間45分までは無料で自転車の使用が可能となる。これにより、24時間アクセス可能な低コストの交通手段がニューヨーカーに提供されることになる。

 使用される自動バイクシェア機材にはソーラーパワーを利用し、ニューヨークのように人や車の密集した都会的環境にも耐えられる頑丈さと、移動しやすい作りとなっている。

 システムの運営には、市民が納める税金は一切使わず、大手スポンサーからの出資とユーザーの利用費で対応。Alta社はスポンサー獲得に動く一方、NY市ではステーション設置場所の確保に乗り出す。また同システムは、運営に際し200人の雇用を生み出すとされ、同社もNY市と歳入分与の契約を交わすなど、市の財政・雇用への貢献が見込まれる。

 「バイクシェアは駅間などの不便な場所で活用できる新しい手段のうえに、ニューヨークに雇用を作り出し収益をもたらす」とDOTのジャネット・サディク-カーン局長のコメントのほかにも、エコや健康面への利点を挙げる声もあり、今後の展開に注目が集まる。

 9月17日から5回にわたりバイクシェアのデモンストレーションも予定。日程はウェブサイトで確認できる。

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