今年で125周年を迎える「自由の女神」像で10月28日、右手に持つトーチ(たいまつ)に設置されたウェブカム「Torch Cam(トーチカム)」が稼働する。
自由の女神像は1886年10月28日にフランスから友好の証としてアメリカに寄贈された。この日を祝いアメリカ合衆国国立公園局は、ニュージャージー州のウェブカム製造会社「EarthCam」寄贈によるカメラ5台をトーチエリアに設置した。
たいまつのクロースアップに加え、女神像、エリス島、ガバナーズ島、リバティー島、フリーダムタワーの方向に向けられたカメラから、安全性を理由に1916年から入場禁止となったトーチエリアからの眺めを映し出す。
女神像は、像内の改修工事のため今月28日から入館ができなくなるため、工事中の1年間はトーチカムが女神像から見た絶景を提供する。視聴は、インターネット上で「自由の女神・エリス島財団」ウェブサイトで週7日24時間楽しむことができる。
同財団社長兼CEOのスティーブン・ブリガンティさんは「EarthCam社の寛容なカメラ機材の寄付によって、今まで目にしたことのないリバティー島とニューヨーク港の眺めを庶民に届けられることを感謝している」とコメントしている。
当日はほかにも、国立公園局と同財団による125周年記念イベントが開催定で、19時30分に打ち上げられるメーシーズ主催の花火で祝典の幕を閉じる。