寒さ深まるニューヨーク市内各地でアイススケートリンクが続々とオープンするなか、今年は10カ所のリンクが冬の醍醐味(だいごみ)を提供する。
中でも、観光名所としても有名な「ロックフェラーセンター」では一足早く10月15日にリンクがオープン。来年の4月まで営業する。シーズン中の入場料は時間や時期で異なり、大人10ドルから21.20ドル、子どもとシニアは8ドルから12.50ドルの範囲で変動。スケート靴のレンタル料も8ドルから10ドル内で異なる。
NYの人気スケートリンクとして名高いセントラルパークの「Wollman Rink」も24日にオープン。同リンクでは、アイスダンスや初心者クラスなどもあり、初心者でも安心して滑ることができる。料金は大人が10.75ドルから、子どもは5.75ドルから始まり、スケート靴のレンタルは一律6.75ドルとなっている。
一方、ミッドタウンのブライアントパークでは、28日に「Citi Pond」がオープン。恒例のグランドオープニングイベントが開催され、フィギュアスケート選手や歌手などの著名人が集う。同スケートリンクは入場が無料だが、スケート靴のレンタル料が14ドル。パーティールームも完備し、プライベートイベントの開催も可能。
マンハッタン唯一のナショナルパークであるリバーバンク州立公園のリンクは、大人の入場料が5ドル、子ども3ドル、靴のレンタル料6ドルと、手頃な値段を提供する穴場スポット。11月19日のオープン以降は、ジョージワシントン橋や対岸ニュージャージーの眺めを見ながらスケートが楽しめる。
ほかにも、チェルシーピアの「Sky Rink」やロングアイランドシティーの「City Pavilion」、スタテン島の「Riverbank State Park」など、人気リンクの混雑を避けるオプションは豊富な選択肢が用意されている。ブルックリンのプロスペクトパークは今年、改修工事のためリンクのオープンを見合わせている。