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ブルックリンの子ども向けハロウィーンパレード、今年も開催

おそろいの消防士のコスチュームでパレードに参加したファーガソンさん親子

おそろいの消防士のコスチュームでパレードに参加したファーガソンさん親子

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 ブルックリンのパークスロープで10月31日、子どものハロウィーンパレード「BOO-klyn Halloween Parade」が行われた。

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 日本でもおなじみとなってきたハロウィーンは、もとはケルトの収穫感謝祭がルーツだが、今日のアメリカでは子どもが毎年楽しみにする恒例のイベントと化している。カボチャの中身をくりぬいた「ジャック・オ・ランタン」を作ったり、「Trick or Treat(お菓子かいたずらか)」の掛け声とともに仮装姿で近所を回ってはキャンディーやチョコを集める習慣が根付いた。

 パークスロープ市民協議会主催による同パレードも、今年で25年目を迎える毎年恒例の行事。「アメリカ最大」と言われるように、たくさんの子どもが手を引かれ、約10ブロックを練り歩く。今年も街の目抜き通りの沿道には、それぞれ工夫を凝らしたコスチュームに身を包み、大勢の子どもたちの笑顔を見ようと多くの見物客であふれた。

 パークスロープ在住のジェシー・ファーガソンさんとウィリアムくん(2)は、父子で消防士の仮装姿で参加。「昨年は子どもが小さかったので今年が家族で初のTrick or Treat。おそろいのコスチュームを着るのを楽しみにしていた」と父のジェシーさん。

 ケンジントン在住の麻衣子ハッデンさんは息子の一茶(イッサ)くん(3)と夫のアレックスさん、日本から駆け付けた麻衣子さんの母とパレードに参加。「夜寝る時にお父さんとクジラのまねをするのが習慣になっているのでクジラの仮装にした」というリアルなクジラの頭は、アーティストでもあるアレックスさんが約80時間かけて作ったもの。衣装も麻衣子さんの母が滞在中に2日かけて縫ったという自信作が、ひときわ目立っていた。

 海賊に扮(ふん)したベイリッジ在住の中橋香保里さんは、猫の衣装を着た鈴蘭(レイラ)ちゃん(3)とダルメシアンに扮した翔くん(1)を背中に背負っての参加。「Trick or Treatは私自身も楽しんでいる。子どもたちにコスチュームを着せるのも楽しい。来年こそはお手製をと思っている」と今から気合が入る。

 ブルックリンという開催地から地元住人の姿が圧倒的に多い同パレード。中には「パークスロープに引っ越してくる前はビレッジに住んでいたが、マンハッタンのハロウィーンパレードよりこちらの方が楽しい」という声もあるなど、マンハッタンとは一味違う楽しみがある。幼い子ども含め親子で参加イベントとして今年も大盛況だった。

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