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物々交換専用、お金がいらない自販機が話題に-再利用の楽しさ訴え

ブルックリン・プロスペクトハイツのアイスクリーム店内に設置された、物々交換専用・自動販売機「Swap-O-Matic(スワップ・オ・マティック)」

ブルックリン・プロスペクトハイツのアイスクリーム店内に設置された、物々交換専用・自動販売機「Swap-O-Matic(スワップ・オ・マティック)」

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 リサイクル・再利用を目的に不要品が品物として並ぶ自動販売機「Swap-O-Matic(スワップ・オ・マティック)」が話題を集めている。

 不要品の寄付・交換・受け取りができる同マシンは、「再利用や交換することを通じ、無意識に消費する生活スタイルから持続可能なスタイル移行への働きかけ」を目標に、パーソンズ美術大学で教えるデザイナー、リナ・フェネキトさんが考案。エンジニアと組み自販機型の「物々交換機」を作り上げた。

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 仕組みは、ボディーの正面に設置されたタッチパネルからEメールアドレスを入力し、寄付したい物をロッカーに入れるだけ。1回の寄付で1クレジットがもらえる。反対に、既に寄付された物を受け取る場合には1クレジットが必要となる。新規利用者には3クレジットが渡され、無条件で受け取りができる。

 世界に1台しか存在しない「Swap-O-Matic」。現在は、ブルックリンのプロスペクトハイツにあるアイスクリーム店「Ample Hills Creamery(アンプル・ヒル・クリーマリー)」(623 Vanderbilt Avenue, Brooklyn)に設置され来店客に親しまれている。

 自身も利用しているという同店マネジャーのエリック・ウーさんは「斬新なアイデアで素晴らしい。設置の問い合わせをもらって、すぐに引き受けた」と話す。ATMマシンの設置は断ったが、「これなら」と即決したという。「その時々で寄付されている物はさまざま。これまで現金も見かけたし、スカーフやサイフなど実用的な物が多い」とも。

 「男女関係なく利用者は多い」(エリックさん)という同マシン。再利用やリサイクルには、新品を購入するのと同様の楽しさがあることを思い出させてくれる自販機として、今後の展開に注目が集まる。

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