ニューヨークで初となる「焼酎と泡盛 利き酒コンテスト」の決勝が2月15日、キタノホテル(66 Park Avenue, New York)で開催された。
焼酎と泡盛の特徴や魅力を、ニューヨーカーに紹介することを目的に行われた同イベントでは、2月6日から1週間にわたって、NY市内のレストランやバー16店舗で実施された予選で、得点の高かったトップ3を各店から選出。アメリカ人が半分を占める42人が決勝に挑んだ。
2部構成で行われた決勝では、3種類から1つを当てる第1ラウンドを勝ち抜いた5人が最終ラウンドに進出。13種類の焼酎と泡盛を5分間で当てる決勝ラウンドでは、香りと味を頼りに最も多く当てた石塚晴海(せいかい)さんが優勝を飾った。
地元のバーでジャズピアノを演奏するミュージシャンの石塚さんは、優勝の心境をひと言で「おいしかった」と笑顔。日本行き往復航空券2枚と2,000ドルの旅行補助金が贈られた。「後半の麦焼酎が難しかったが、神の河、吾空など気に入った」と話す。
準優勝した岡村嘉子さんには、日本行き往復航空券1枚と500ドルの旅行補助金、3位にはアメリカ人のジャスティン・キーシーさんが輝き、JRパス(1週間分)と250ドルの旅行補助金が手渡された。キーシーさんは「焼酎は以前から好きで、焼酎をニューヨークで広めるイベントならと思い出場した」と焼酎好きをアピール。
同イベント主催者のTodo Todorokiさんは「予選開催前にはアメリカ人のバーテンダーにも焼酎を味わい学んでもらった。さらにニューヨーカーに焼酎や泡盛について知ってもらえれば」と話す。