日本の食文化をメーンに紹介する「Japan Week(ジャパン・ウイーク)」が3月1日、グランドセントラル駅でのイベントを皮切りに始まった。
3日間にわたって同駅で開催されるイベントでは、茶やみそ、そばなど日本の食品メーカー数社、旅行会社、観光局などがブースを出店し商品をアピール。会場にメーンステージとクッキングステージを用意し、日本食の実演やお茶会、日本の伝統音楽を披露する。
初日はテープカットに始まり、地元のレストラン「日本」は、8秒で茹であがるニ八そばで作るサラダを実演し、栄養価の高い特性を紹介した。試食したニューヨーク在住カトリーさんは「そばは始めて食べたがとても食べやすい味でおいしい。素早くできるのもいい」と好印象。
ニューヨーカーに人気のすしを扱う米国あづまフーズでは、「エコ」と「タコ」を掛けた「タコエコバッグ」を販売し人気を呼んでいた。「日本文化を紹介するため盛り上げにきた。バッグも好評でうれしい」とリサーチ開発・マーケティング部主任の長岡稔さん。
ほかにも、NYの一流フレンチレストラン「ダニエル」のシェフで、昨年の「うまみレシピチャレンジ」で受賞したロジャー・マーさんによる日本食をテーマとした料理のデモンストレーション、鶏の空揚げなど日本人にはなじみ深いレシピの実演、ニューヨークを拠点に活躍する琴奏者、黒澤ゆみさんの演奏や岡本スタジオによる氷の彫刻制作など、見応えのあるパフォーマンスが続く。
11日まで続くジャパン・ウイークは、NY各地で日本を紹介するイベントを開催。1日には桜寄贈100周年記念した桜開花カウントダウンイベントがタイムズスクエアで行われ、2日から始まる「ニューヨークタイムズ・トラベルショー」では、日本政府観光局が観光案内を通し外国人旅客にアピールするほか、7日~11日にはNY近隣3州の日本食レストラン加盟店による「日本食レストランウイーク」開催なども予定されている。